壽星丸 庭園改修
滋賀県東近江の里山に佇む、築150年を超える古民家。
歴史ある建物のリノベーションに伴い庭園改修を行いました。
結神社に隣接したこの庭園は緑豊かで凛とした空気が流れ込む場でもあります。
そんな庭の在り方を深く考えた時、昔からこの場にあった既存の樹木、景石や石灯籠を
最大限に生かす構成に行き着きました。
長い間、人の手が入ってなかった庭をまずは既存樹木の手入れを行い、
そして園路整備、護岸整備、石灯籠の建て直しなどの復旧と
新しく玄関前の庭、茶室前の庭を作庭しました。
玄関前の庭にはNTT西日本で実際に使われていた電柱を使ったオリジナルの竹垣を設置し
玄関までの伝いには昔からこの場にあった板石を使用しました。
また茶室前の庭は背景の森と灯籠と飛び石といった極めて簡素なつくりが特徴です。